Governorメモ
#2012/03/08 Wheatley追記
sc-02croot @ ウィキ - Governorより。一部文面を読みやすく修正。
各Governorの特徴
Ondemand
Ondemandはバッテリーとパフォーマンスのバランス良い設定のため、デフォルトの選択肢となっています。しかしサスペンドのプロフィールを持たず、性能は少し不十分です。
OndemandX
Ondemandにサスペンド/復帰のプロフィールを加えたものです。
Powersave
Powersaveは最大クロック周波数を最小クロック周波数と同じにします。このため日常的に使用するのは不可能です。通常、Ondemandと一緒にSetCPUでスクリーンOFFのプロフィールとして使用します。
Userspace
Userspaceは周波数を手動で設定できます。正直なところ、私はこれを使わないし、これを使っている人を 聞いたことがありません。
Conservative
Conservativeは周波数変化の遅いOndemandです。例えば、あなたが電話の電源を入れて電話とのやりとりを始めたとき、Ondemandが最大クロックまで周波数を上げる速さをxとします。Conservativeが最大クロックまで周波数を上げる速さはx/2となります。素早い周波数変化はより多くバッテリーを消費するので、Conservativeは性能は悪いがバッテリー消費にとっては良いものです。
Performance
Powersave governorを陰とすれば、これは陽です。最小クロック周波数を最大クロック周波数と同じに設定します。つまり、電話は常に最大出力となります。通常、充電中やPC接続時に使われます。日常的には使用できません。
Interactive
Conservativeが遅いOndemandとすれば、Interactiveは速いOndemandです。周波数変化が僅かに速いため、よりサクサクとなり、バッテリー消費はほんの少し増加します。このGovernerは2010年は一番人気でした。
InteractiveX
要約(ソースコードのコメント)から見ることができるように、これはimoseyonが調整したInteracitveです。電話がスリープ中の周波数を最小にロックするやり方として、SetCPUによる汚いやり方の代わりに、このGoverner自身が綺麗なやり方で行います。また、スリープ解除のとき、より良く周波数変化を管理します。基本的にInteractiveと同じ性能を持ちつつ、よりバッテリーが長持ちします。
Smartass
これは、人気上昇中で2011Q3-Q4(9月~12月)のお気に入りとなるでしょう。SmartassはInteractiveを元にしていますが、調整されただけでなく内蔵のプロフィールを持っています。最近Erasmuxはv2をリリースし、皆からの評判は上々です。
http://forum.xda-developers.com/showpost.php?p=7853775&postcount=2
↑リンク先に更なる情報があるのでオススメ。
以下、訳者補足。SmartassとSmartassV2の違い。
https://github.com/intersectRaven/ir-kernel/pull/1
Smartassを再調整した新しい実装の"SmartassV2"は全てのレベルで改善しているはずです。SmartassV2は周波数面でよりよく振る舞い、ソースコードはより綺麗になり、新しいデバイスでより良く調整されているでしょう。
Smoothass
Erasmuxのもう一つのGovernorです。私の知る限りではSmartass V1をよりアグレッシブに周波数変化させるようにしたものです。つまりはより高性能でサクサクですが、バッテリーの持ちは悪くなるということです。
BrazilianWax
基本的にSmoothassと同じと思われます。
SavagedZen
バッテリーと優れたパフォーマンスの両立を目指して多くの変更を行った、SmartassベースのGovernorです。私から見るに、これは成功しているようです。私は古いデバイスでこれを使用してみましたが、全体的にバランスのとれた、非常に良いGovernorです。
Minmax
このGovernorはとても嬉しいサプライズでした。これはConservativeの改造版ですが、恐らく全てのGovernorの中で最高のパフォーマンスを持っています。SmartassV2よりバッテリーの持ちは短いかもしれませんが、サクサク感では今までで一番良いと感じました。SmartassV2を使って結論を下すまで、私のお気に入りでした。
Scary
これは一風変わったGovernorです。Ondemandより周波数変化が遅いConservativeを元にしていますが、最も周波数変化の速い部類にあるSmartassの要素を持っています。人によってはこれが好きらしいですが、悲しいかな私自身は試してみたことがありません。
Lagfree
http://forum.xda-developers.com/showthread.php?t=1272933の情報から見ると、このドライバはOndemandにかなり似ています。Ondemandと比べた(ソースコード、及び目的の)違いは、バッテリー駆動環境により適した最適化です。周波数はすぱっと増加(減少)します。速度が必要なときは最大周波数にジャンプします。
Lulzactive
Lulzカーネルやほむほむカーネルに搭載のGovernor。概要は下記ブログ参照。
http://tegrak2x.blogspot.com/2011/11/lulzactive-governor-v2.html
Interactiveを元に、Smartassにインスパイアされて作ったとのこと。
Intellidemand
Ondemandの調整版で、バッテリーに優しいらしい。あまり情報がなくてよく分からないが、とくに良い評判は見ない。
Wheatley
GALAXY NEXUSのカスタムカーネルであるGLaDOSのオリジナルGovernor。
sc-02croot @ ウィキ - Governorより。一部文面を読みやすく修正。
各Governorの特徴
Ondemand
Ondemandはバッテリーとパフォーマンスのバランス良い設定のため、デフォルトの選択肢となっています。しかしサスペンドのプロフィールを持たず、性能は少し不十分です。
OndemandX
Ondemandにサスペンド/復帰のプロフィールを加えたものです。
Powersave
Powersaveは最大クロック周波数を最小クロック周波数と同じにします。このため日常的に使用するのは不可能です。通常、Ondemandと一緒にSetCPUでスクリーンOFFのプロフィールとして使用します。
Userspace
Userspaceは周波数を手動で設定できます。正直なところ、私はこれを使わないし、これを使っている人を 聞いたことがありません。
Conservative
Conservativeは周波数変化の遅いOndemandです。例えば、あなたが電話の電源を入れて電話とのやりとりを始めたとき、Ondemandが最大クロックまで周波数を上げる速さをxとします。Conservativeが最大クロックまで周波数を上げる速さはx/2となります。素早い周波数変化はより多くバッテリーを消費するので、Conservativeは性能は悪いがバッテリー消費にとっては良いものです。
Performance
Powersave governorを陰とすれば、これは陽です。最小クロック周波数を最大クロック周波数と同じに設定します。つまり、電話は常に最大出力となります。通常、充電中やPC接続時に使われます。日常的には使用できません。
Interactive
Conservativeが遅いOndemandとすれば、Interactiveは速いOndemandです。周波数変化が僅かに速いため、よりサクサクとなり、バッテリー消費はほんの少し増加します。このGovernerは2010年は一番人気でした。
InteractiveX
要約(ソースコードのコメント)から見ることができるように、これはimoseyonが調整したInteracitveです。電話がスリープ中の周波数を最小にロックするやり方として、SetCPUによる汚いやり方の代わりに、このGoverner自身が綺麗なやり方で行います。また、スリープ解除のとき、より良く周波数変化を管理します。基本的にInteractiveと同じ性能を持ちつつ、よりバッテリーが長持ちします。
Smartass
これは、人気上昇中で2011Q3-Q4(9月~12月)のお気に入りとなるでしょう。SmartassはInteractiveを元にしていますが、調整されただけでなく内蔵のプロフィールを持っています。最近Erasmuxはv2をリリースし、皆からの評判は上々です。
http://forum.xda-developers.com/showpost.php?p=7853775&postcount=2
↑リンク先に更なる情報があるのでオススメ。
以下、訳者補足。SmartassとSmartassV2の違い。
https://github.com/intersectRaven/ir-kernel/pull/1
Smartassを再調整した新しい実装の"SmartassV2"は全てのレベルで改善しているはずです。SmartassV2は周波数面でよりよく振る舞い、ソースコードはより綺麗になり、新しいデバイスでより良く調整されているでしょう。
Smoothass
Erasmuxのもう一つのGovernorです。私の知る限りではSmartass V1をよりアグレッシブに周波数変化させるようにしたものです。つまりはより高性能でサクサクですが、バッテリーの持ちは悪くなるということです。
BrazilianWax
基本的にSmoothassと同じと思われます。
SavagedZen
バッテリーと優れたパフォーマンスの両立を目指して多くの変更を行った、SmartassベースのGovernorです。私から見るに、これは成功しているようです。私は古いデバイスでこれを使用してみましたが、全体的にバランスのとれた、非常に良いGovernorです。
Minmax
このGovernorはとても嬉しいサプライズでした。これはConservativeの改造版ですが、恐らく全てのGovernorの中で最高のパフォーマンスを持っています。SmartassV2よりバッテリーの持ちは短いかもしれませんが、サクサク感では今までで一番良いと感じました。SmartassV2を使って結論を下すまで、私のお気に入りでした。
Scary
これは一風変わったGovernorです。Ondemandより周波数変化が遅いConservativeを元にしていますが、最も周波数変化の速い部類にあるSmartassの要素を持っています。人によってはこれが好きらしいですが、悲しいかな私自身は試してみたことがありません。
Lagfree
http://forum.xda-developers.com/showthread.php?t=1272933の情報から見ると、このドライバはOndemandにかなり似ています。Ondemandと比べた(ソースコード、及び目的の)違いは、バッテリー駆動環境により適した最適化です。周波数はすぱっと増加(減少)します。速度が必要なときは最大周波数にジャンプします。
Lulzactive
Lulzカーネルやほむほむカーネルに搭載のGovernor。概要は下記ブログ参照。
http://tegrak2x.blogspot.com/2011/11/lulzactive-governor-v2.html
Interactiveを元に、Smartassにインスパイアされて作ったとのこと。
Intellidemand
Ondemandの調整版で、バッテリーに優しいらしい。あまり情報がなくてよく分からないが、とくに良い評判は見ない。
Wheatley
GALAXY NEXUSのカスタムカーネルであるGLaDOSのオリジナルGovernor。
コメント
コメントを投稿