折り畳み有機ELスマホ「Royole FlexPai 2」レビューその2
【前回記事】
折り畳み有機ELスマホ「Royole FlexPai 2」購入&簡易レビュー
2年ぶりくらいに1つの端末に対してがっつりした複数記事を書く気になった。
それくらいお気に入りなFlexPai 2。
さて、レビュー第2弾。
レビュー用の素材が揃ったので簡易ではない、と思う。
ゲーム関係
これは意図的に平らにせず自立するよう少し折り曲げているが……前回も言ったようにちゃんと広げても180度全部は開かないイメージなのでそこは注意。やっぱり178度という感じ。
で、Snapdragon 865端末なので原神は快適にプレイ可能である。
ちょっと気にする必要があるのはアカウントで、当初Googleアカウントに紐付けていたのでそのままではGoogle非対応なFlexPai 2ではプレイ出来なかった。
なので原神の標準アカウントにもそのアカウントを紐付け、それまでのプレイデータを読み込んでプレイ可能となった。
まぁ体調や気分が優れない日が多いので残念ながら原神はあまり進められていないのだが。
折り畳み時の半分の画面でもプレイ可能。この状態でプレイするメリットは特にない。
折り畳んだ状態から広げると比率がちょっとおかしくなるので基本は広げてから起動すること。
同じmiHoYo開発の崩壊3rdはGoogleアカウントに紐付けてしまっており、更に原神と違い標準アカウントがなくプレイ出来ない。引き継ぎコードを使えばいけそうだが他の端末でプレイ出来なくなるのでやっていない。
他、Virtual City Playgroundなど問題なく起動できることを確認。
ケース・持ち運び関係
当初は100円ショップの小型ポーチを使っていたがさすがに安っぽかった。
で、何か丁度良いケースないかなと探し、サイズの近いSurface Duo用ケースを米Amazonで注文してみた。
ただ、ファスナーやボタン等がなく上部が開放状態のため少し注意が必要かも。
もうちょっと良いケースないかなーという感じ。
→この後、PlayStation Vitaのケースが丁度良いことに気付いた。
ケースというか、FlexPai 2が丁度良く収まる場所としてはシャツの胸ポケットがある。
極端に小さいポケットでなければ大抵入る。
前屈みになると勿論落ちてしまうのでそうしないよう気を付ける必要があるが、ちょっと歩き回る時に胸ポケットへ、というのは非常に便利。
アプリ関係
IME。
標準はGboardで日本語入力も支障ないが、慣れている『楽打ち』に変更。
折り畳み画面だとテンキーのニコタッチ入力、開いた状態だとQWERTY入力が出来ることを確認。
Googleマップ。
Google系アプリは入れられないので、EdgeブラウザでGoogleマップを開き、それをホーム画面ショートカットにして使う。Googleアカウントログインも可能。
但し、経路検索は出来るがアプリと違ってナビ機能は使えない。
ブラウザはChrome(Google系だが一応入れられる)やFirefoxでも良いが、意に沿わない挙動をすることやクラッシュすることがあったのでEdgeを選んでいる。
マルチウィンドウ。
FlexPai 2はカメラ下側のドットが沢山並んでいる箇所のダブルタップで画面分割が可能。
分割箇所の入れ替え、左右比率変更も容易。ただ分割自体は自分の使い方では滅多に使わない。
画面を広げた時に思った通りの方向にアプリ表示が回転しないことがある(APKPureなど)ので『Rotation』を導入。
で、このアプリは常駐してこそ意味があるのだが、初期設定だとすぐ落ちる。
完璧ではないが対処法。
端末設定のPermissionsからApp freazerを選びオフにする。
App launchを選び下記のようにする。
これである程度は落ちなくなる……がこれでもたまに落ちるので、今のところ落ちてたら手動起動中。
あと、Rotationアプリはアプリに表示を被せる設定「Allow display over other apps」がブラウザのGPSオン設定時などにたまに競合することがある。
必要に応じてオフにしてみること(設定が終わったらオンに戻す)。
入れたアプリ
Playストア非対応で購入済みアプリが基本的に使えないので、どうしても邪魔なアプリ広告はごにょごにょして消したり我慢したり。
【アプリストア】
APKPure
【ブラウザ系】
Edge
Firefox
Vivaldi
【電子書籍系】
ebookjapan
MHE Novel Viewer Free Edition
ニコニコ漫画
マガポケ ←開いた状態で横表示を強制すると上手く動かない
地図マピオン ←基本はブラウザのGoogleマップだが補助用
Chatwork ←起動時にGoogle同期系のエラーが出るが使える
Slack
F-Stop
GSam Battery Monitor
Meteor
Outlook
Palabre
PSRナビ ←FlexPai 2で唯一使えそうなナビアプリ
QRQR
RAR
楽打ち
ついーちゃ2
Twitter
YouTube Vanced + microG
X-plore
Y!乗換案内
マガポケ ←開いた状態で横表示を強制すると上手く動かない
ガンガン
【その他】
Rotation Control
BlueMail
OneCalendar ←GoogleカレンダーをWebcalにて同期 ※普通に同期可
Cloud Mail.Ru地図マピオン ←基本はブラウザのGoogleマップだが補助用
DualSpace
Slack
F-Stop
GSam Battery Monitor
Money Forward ME
Outlook
Palabre
PSRナビ ←FlexPai 2で唯一使えそうなナビアプリ
QRQR
RAR
楽打ち
ついーちゃ2
YouTube Vanced + microG
X-plore
Y!乗換案内
ピンポイント天気
AliExpress
FlexPai 2のカメラで撮った写真
標準撮影が上、光学3倍ズームが下。
明るければ綺麗に撮れる。
食事系も綺麗に撮れる。
ちょうど小旅行に行ったので、人物も問題なく綺麗に撮れることは確認している。
プライベートなのでここに載せる訳にもいかないので割愛。
FlexPai 2のカメラはこんな感じで大体問題なく撮れるのだが、暗所やぶれに弱い印象がある。
少なくとも光学式手ぶれ補正は非対応だろう。意識して固定しないとぶれやすい。
天気が悪かったり夕方以降の暗さだとちゃんと撮れない印象も。
日本語化
結局必要性がなく試していない。
持ち歩きのサイズ感、他まとめ
分厚くて重いなと思っていたが正直慣れた。
というか、この端末を広げた時のタブレットのサイズを考えると、厚みと重さは仕方ないかなと思うのだ。薄型タブレットを折り曲げるとどうしてもこのくらい(約14mm)にはなってしまう。
大きさの近いSurface Duoはもっと薄く軽い製品を実現しているが、あちらは画面が完全に分割していることもあり、単純な比較は難しい。あれくらいになれば嬉しいなとは当然思うが。
バッテリーは結構持つかなと前回思っていたが、小旅行で使いまくるとさすがに心許なかった。通常使用ではそこそこ持つので標準的なバッテリー持ちではなかろうか。
持ち歩き端末としては、とにかく胸ポケットサイズに収まりタブレットサイズにも広げられるというのが非常に便利。快適。
さっと取り出して広げてブラウザや地図を見られるというのは良い感じ。
家での寝モバ端末としては、電子書籍が読みやすくて良い。
解像度が低いとは前回言ったが、300ppiはあるので最低条件はクリアしている。
カメラは結構良いがもう一歩という感じ。
手ぶれ補正があって暗所撮影に強ければ良かったのだが。
Google系アプリ非対応でも7~8割方は何とかなっている。
無論Google系アプリが問題なく使えればその方が良いのだが……。
第3、4世代と順当進化していずれはGoogle対応のグローバル版も出て欲しい製品だ。
自分の気に入った製品が後継機出なくなることはよくあるので期待しにくいけれども。
結論。
触っていて楽しく、且つ実際に便利な端末。
完璧にはまだ遠いけども、メーカーにはこれからも頑張って欲しい。
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